詩のワークショップ
「詩」……ってなんだろう。
教科書に載っていたあの詩、大好きなミュージシャンが歌う歌詞、絵画のわきにある画家の走り書き、百人一首でおぼえた和歌……たいていは、そういったものが思い浮かぶのではないでしょうか。いってみれば、「詩」は千差万別。色もかたちも音もまったく異なる数多の「詩」があるとして、それらに通底している「詩」の源泉とはなんなのでしょう。
この講座では、そんな「詩」が発生する場のことを、実践をとおして探っていきます。
「詩」を「ことばのできごと」として考え、全力で読み、全力で書く。ときには歌ったり、踊ったりしてしまうかもしれません。(Shall we dance and sing?)まったく初めての言語体験から、「詩」が生まれる。そこに立ち会います。
もう、知識や技術で言語を弄んでいる場合ではないのです。
‘誰もがひとしく詩人である’と誰かがいいましたが、これはほんとうのことなのです。なぜなら「ことばのできごと」は、赤ちゃんからお年寄りまで、世界中のどんな僻地で暮らす人々も、皆かならず知っているのですから。
こわがる必要はありません。自信がなくてもだいじょうぶ。
「詩」の湧き出すところを、ともに見つけにいきましょう。
body as
rhythm
rhyme
and
melodies

■ワークショップ概要(各回2部構成・計180分)
講師:藤原安紀子
①「詩をよむ」(約30~40分)
毎回1名の詩人を取り上げ、作品紹介やレクチャーを行います。
取り上げる作家の例:エミリー・ディキンソン、ガードルート・スタイン、吉岡実、石原吉郎など。
②「詩をつくる」(約140~150分)
テーマに基づく詩作・作品発表・合評会を行い、ときには参加者による連詩もチャレンジします。

藤原安紀子 詩のワークショップ
月2回 (いずれかご都合の良い方にご参加ください。)
参加費(1回)2000円
定員 10名
場所:学園坂スタジオ
直近の日程
12/8(土) 14:00〜 12/16(日) 10:30〜
2019年
1/12(土) 14:00〜 1/20(日) 10:30〜
2/16(土) 14:00〜 2/24(日) 10:30〜
3/9(土) 14:00〜 3/24(日) 10:30〜
※会場の都合等で予定が変動することがありますのでその都度スケジュールをご確認ください
以上の全日程、終了しました。
詩のワークショップは2020年5〜6月頃から再開予定です。スケジュールに関しましては3月ごろに告知を開始します。更新、しばらくお待ちください。
藤原安紀子さんの新作詩集『どうぶつの修復』出版イベントを3/28,29に予定しておりましたが、諸事情により延期となりました。お問い合わせを頂いた皆様にはご迷惑をおかけしまして申し訳ありません。お詫び申しあげます。
昨今の新型コロナウィルスの状況を踏まえながらとはなりますが、7〜8月ごろの開催を目指しています。いましばらくお待ちください。
poetry
workshop
looking for
the opening of the world
藤原安紀子:1974年京都府生まれ。大阪芸術大学卒。大学で写真を学ぶかたわら、詩に興味を持ち、卒業後詩作をはじめる。2002年、第40回現代詩手帖賞受賞。2005年に第一詩集『音づれる聲』を上梓、第16回歴程新鋭賞受賞。2007年『フォ ト ン』を発表。2013年『ア ナザ ミミクリ an other mimicry』にて第31回現代詩花椿賞を受賞。同人誌『canalis』責任編集。