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上映会のお知らせ
ウカマウ映画 連続上映会2026〜27

『鳥の歌』(1995)
1960年代から現在までの約60年に渡って制作を続ける、ボリビア・ウカマウ集団の映画作品・連続上映会を開催します。
2026年現在、欲望のままに覇権を強めようとする米国の、いまもなお根強く残る植民地主義をどのように乗り越えていくのか。もはや地球規模と言ってもいい私たちの課題に、ラテンアメリカ先住民の生き様を描き続けたウカマウ映画が示唆することは極めて大きいといえます。
合わせてトークイベント等も開催します。本連続上映会は2026年7月から2027年にわたって、ウカマウ集団の全作品を順次上映する予定です。どうぞご期待ください。

『革命』 Revolución
ありのままの画像・音楽・音を用いて、ボリビア民衆の貧窮の実態を示す第1作短編。

『ウカマウ』 Ukamau
ティティカカ湖上の太陽の島に住むインディオ農民の妻が、メスティーソの仲買人に暴行され、殺された。長い時間をかけての復讐を誓った青年の前途は?この初の長編映画が大きな評判を得て、タイトルが集団名として採用された。
2026年7月4日(土)
①13:30〜
『革命』(1962年/白黒/10分)
『ウカマウ』(1966年/白黒/75分)
②15:15〜
『落盤』(1965年/白黒/20分)
『コンドルの血』(1969年/白黒/75分)
入場料:各回1000円(要予約)
※②の終映後のみ太田昌国さんのトーク予定

『落盤』 Derrumbamiento
掘り尽くしたと見做して鉱山企業が見捨てた危険な場所で採石する鉱夫たちを描く。

『コンドルの血』 Sangre de Cóndor
アンデスの一寒村に医療チームを名乗ってやってきた北米人たちは、診療所で何をしていたのか?現実の出来事を題材に、先住民女性に対する強制的な不妊化手術の実態を描く。北米「平和部隊」の国外追放を実現した話題作。
ウカマウ映画の五原則
第一:アンデス世界に固有の円環的な時間概念に基づいた語りの仕組みとしての「長回し」を活用すること
第二:社会的な調和を重んじるアンデス的な概念に照応させて、個人的な主人公ではなく集団的な主人公を重視すること

第三:西洋映画に典型的な方法である、観客を脅しつけ驚愕させることで画面に一体化させてしまう「スペクタクル」を排し、内省的なふり返りを促す方法を生み出すこと。
第四:「クローズアップ」の使用をできる限り避けること
第五:他ならぬ歴史的な現実を生き抜いた人びと自身が演技者となるような場で協働すること
ホルヘ・サンヒネス 監督(1937〜)
『人民の勇気』 El Coraje del Puebro

1967年6月24日、チェ・ゲバラ指揮下のゲリラの連帯を計画していた鉱山労働者の住宅区を政府軍が攻撃、多数が殺された。現場に居合わせた人びとの証言を通して再構成される歴史的事実。「史上もっとも力強い映画」と評価された。
2026年9月5日(土)
①13:30〜
『人民の勇気』(1971年/白黒/93分)
②15:15〜
『第一の敵』(1974年/白黒/98分)
入場料:各回1000円(要予約)
※②の終映後のみ太田昌国さんのトーク予定

『第一の敵』 El Enemigo Principal
都市からやってきたゲリラと貧農の出会いから、反地主・反帝国主義の共同闘争の過程を描く。1980年日本で最初に紹介されたウカマウ集団の作品で、この映画が高い評価を得て、その後45年続く自主上映・共同制作の基盤をつくった。
『ここから出ていけ!』 Fuera de Aquí!

アンデスの先住民村に現れた北米人宣教師の、真の意図は?村人の間に生じた精神的な亀裂につけ込んで、鉱物資源開発を目指して入り込む多国籍企業。先住民居住区にある資源は誰のものなのかを問う、先駆的な問題提起の映画。
2026年11月7日(土)
①13:30〜
『ここから出ていけ!』
(1977年/白黒/102分)
②15:20〜
『ただひとつの拳のごとく』
(1983年/カラー/92分)
入場料:各回1000円(要予約)
※②の終映後のみ太田昌国さんのトーク予定

『ただひとつの拳のごとく』
Las Banderas del Amanecer
1970年代の10年間を支配した軍事政権は、80年代初頭のどんな民衆運動によって打倒されたのか。今まさに胎動している民衆運動を内部から描いた、ウカマウ集団はじめてのドキュメンタリー作品は、群集シーンの力強さが印象的だ。
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プリズン・サークル


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未来をなぞる 写真家・畠山直哉
3月11日(日) ①13:00〜 ②15:30 〜
入場料:1000円(要予約)
※各回ともトークとミニライブあり
世界的な写真家・畠山直哉氏の希少なドキュメンタリー 。畠山は、石灰石鉱山や炭鉱、密集したビルの隙間を流れる川や、都市の地下空間を写した写真などで知られ、2001年にはヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表の1人にも選ばれた、世界的な写真家だ。2011年の東日本大震災で岩手県・陸前高田市の実家が流され、母を亡くして以来、彼は頻繁に故郷に戻り、変貌する風景を撮影するようになった。まもなく震災から4年。カメラを手に被災地を歩く者の姿も少なくなってきたが、畠山は変わらず風景写真を撮り続けている。誰の為に何の為に、なぜ撮り続けるのか? これはある1人のアーティストが、故郷の山河を前に、否応なく震災と向き合わざるを得なかった長い長い記録の断片をまとめたドキュメンタリー。被災のはてに1人の写真家が見た未来への希望とは、なんだったのか?
製作/国 2014/日本 配給:SIB合同会社
監督・撮影・編集:畠山容平 製作:豊岡劇場・SIB合同会社・代表 石橋秀彦 時間:87分


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7月22日(土) 開場13:15 開映13:30
終映16:30(途中休憩・質疑応答あり)
『六ヶ所人間記』(16mm モノクロ・171分)は、青森県上北郡六ヶ所村の1982年から1984年の3年間にわたった記録映画です。六ヶ所村には現在核燃料サイクル施設がありますが、当時の開発を巡る村民の方たちの思いや土地の買収のあり方などを生々しく伝える貴重な映像作品です。
制作・構成・インタビュー=倉岡明子
構成・現場録音・編集=山邨伸貴
撮影=小田博 整音=久保田幸雄
編集助手=生田聡




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vol.2 夏休みの宿題は終わらない(1990)
7月23日(日) 開場10:30 開映10:45
終映14:00(途中休憩・お話あり)
お話:渡辺公三さん(文化人類学者)
『夏休みの宿題は終わらない』(16mm カラーキネコ・130分)はイギリス・フランスの核再処理施設周辺の人々を取材したもので、『六ヶ所人間記』のいわば続編にあたる作品とも言えます。地元で粘り強く反対運動を続ける方や白血病に苦しんだ人々の証言などが記録されています。この2本の作品は、いまなお揺れている日本の原発政策がどうあるべきなのかを再度考えるきっかけともなるでしょう。
制作・インタビュー・翻訳=倉岡明子
監督・撮影・編集=山邨伸貴
スチール=山邨玄







