第1回:2019/08/03
宇野邦一さんと齋藤純一さんの対話
公共性と身体 ~アレントとフーコーを巡って~
"政治と自己"という稀有な問題の立て方を行った、アレントとフーコー。
2人の思考はどのように異なり、交差しているのか。
この2人を並行して考え、時にとりとめもなく語り合う。
その中で『政治的省察』の自己論もまた、その輪郭を変様させつつ明らかになる。
宇野邦一 Uno Kuniichi
1948年生まれ。哲学者・立教大学名誉教授。著者に『意味の果てへの旅』『アルトー思考と身体』『ドゥルーズ 波動の哲学』『反歴史論』『アメリカ、ヘテロトピア』『<兆候>の哲学』など。最近の訳書にS.ベケット『モロイ』がある。
齋藤純一 Saito Junichi
1958年生まれ。
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。
横浜国立大学経済学部教授をへて、現在、早稲田大学政治経済学術院教授。専攻は政治理論・政治思想史。著書に『公共性』、『自由』、『政治と複数性』、『不平等を考える』など。
司会:李静和 Lee Chong-wha
成蹊大学法学部教授。著書に『つぶやきの政治思想──求められるまなざし・かなしみへ
の、そして秘められたものへの』、『求めの政治学──言葉・這い舞う島』。編著に『残傷の
音──「アジア・政治・アート」の未来へ』、“Still Hear the Wound, Toward an Asia,
Politics, and Art to Come”( Cornell University, 2015)。
以下は、2019年8月3日に学園坂スタジオで行われた対談イベントの録音ファイルです。全3時間に及ぶため、13トラックに分割して収録しています。
目次
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1. イントロダクション
2. 民主主義というテーマ
3. 司会より
4. アレントの世界疎外
5. 自己との対話
6. 自由について 1
7. 自由について 2
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